那須野の風に乗って

Entry 97   Permanent LIN K

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江戸時代の絵地図を持って奥州道を歩く

                       那須野が原博物館のユニークな企画                    
那須野が原博物館の企画で「五街道分間延絵図」(ごかいどうぶんけんのべえず)という 200年前の絵地図全91巻中の一部
「奥州道中分間延絵図」中の関東北部域を抜粋したコピーを持って鍋掛宿と越堀宿を歩く集いの案内がありましたので参加
しました。定員は20名で鍋掛公民館に10時前に集合し、その当時の地名が未だに残る地域を歴史散歩の形で回りました。
講師は那須野が原博物館の松本裕之氏で研究家としての造詣の深さで楽しい中にもたいへん勉強になる解説を聞きながら
の数時間でした。途中いったん公民館と隣接した市の展示館「日新の館」に戻り栃木県が誇る山水画の名手高久靄崖(たか
くあいがい)について短時間でしたが熱心な職員の啓蒙講演などもありました。
那須野が原博物館では 現在江戸時代後期から現代までの絵図や地図数10点を世界、日本、栃木県、那須野が原に分けて
展示し「万国地球全図説」などを初め日本の様々な地図の展示が行われています。その記念の一環として今回の集いが企画
されたわけです。使用した200年前の文化3年(江戸後期)に完成された古い絵地図は展示に際して東京国立博物館から借り
受けたものの一部なので他に流用することを堅く禁じられましたが記事に載せた鍋掛宿の断片は コピーから加工したもので
元本とは大きな違いがあるので問題はないと思います。絵図の感じはこんな感じの色合いです。

 原本は国の重要文化財「五街道其他分間見取延絵図」で東京国立博物館所蔵
    画像クリックで越堀宿の絵地図が出ます(原本とは違う色調にしてあります)
<

奥州道中分間延絵図中の北関東部か
ら更に鍋賭宿を抜粋し、その一部を掲
載しました。

 鍋掛宿は天正19年(1591年)の記録に
見え、慶長9年(1604年) 頃に村内を奥
州道中が通り村が形成されたのだそう
です。宿内の長さ東西約540m、天保期
の宿内の人数は346人、家数68軒で大
名の参勤交代時に使用する本陣や脇本
陣がそれぞれ1軒、旅籠は23軒。

那珂川を挟んで向かい側には越堀宿が
あった。慶安4年(1651年)の「下野一国」
に越堀新田村の記載があり、 天保3年に
正式に宿場として認められたという。
村内の長さ東西約486m、天保期の宿内
の人数は569人、家数は113軒、鍋掛宿
より大きな本陣が1軒、脇本陣が1軒あり
旅籠は11軒であった。
 間に那珂川があるので大水で土橋が何
度も流されたが、その際には渡し舟が利
用されたり、水が少し引いた時には 歩い
て浅瀬を渡ったようである。





奥州道古地図での散策コース
● は休憩前  ● は休憩後






鍋掛宿を歩く
下の画像を連続クリックして下さい。8枚です。 ソースは「ブログの小技」からお借りしました。


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越堀宿を歩く A
自動スライド4枚です



越堀宿を歩く B
自動スライド4枚です

2010/05/26   地域・歴史     97TB 0   97Com 8  

Comment

 

松ぼっくり530   がりつうさんへ   2010/06/22   [ Edit ]

コメントありがとうございます。
次の記事にばかり気を取られていて発見が遅れてすみませんでした。

あの時、ご一緒だった方なのですね。、多分お若い方で熱心にデジカメ撮影を
なさっていた方と推察いたします。ブログを拝見しましたが
足で記録する素晴らしい探索記事で私などのように写真が中心で
ありきたりの内容とは全く異なる独特な記事ですね。

200年前の古地図はコピーとは言え、いただけたのはありがたいですね。
他に流用を禁じられていたのですが加工しているので問題ないと思います。

今後ともブログを拝見させていただき勉強したいと思います。ありがとうございました。

がりつう531   街道歩き日よりでした   2010/06/10   [ Edit ]

初めまして。この企画に参加していた者です。
分間延絵図はオフィシャルな調査資料の地図だけあって当時の様子が正確に分かっておもしろいですね。
このような企画があったらまた参加してみたいです。TBしますね。

松ぼっくり532   北斗様へ   2010/05/28   [ Edit ]

お忙しい中をコメントありがとうございます。

確かに北海道には明治維新以前の歴史的遺産はアイヌの遺跡を除いては
少ないでしょうね。日本における新天地だったのですから止むを得ないでしょうが
函館の五稜郭での江戸幕府系の最後の戦いは劇的なものでしたね。
土方歳三の壮烈な死には複雑な感情を抱いています。

今回の企画は那須野が原博物館の大サービスだったと思います。
国の重文をコピーとはいえ、その一部を頂けただけでも良かったです。
鍋掛一里塚は日本橋から40番目の目印ですが、1里が4kmですから40番目ですと
その40倍ですので160kmになり、現在の地図での距離と殆んど同じなので
当時の絵地図作成の正確さに驚かされました。

北斗様のブログは北海道の季節毎の便りが素晴らしい写真と共に拝見できるので
記事の更新を毎回楽しみにしております。こちらこそよろしくお願い致します。

北斗533   こんばんは   2010/05/28   [ Edit ]

歴史の浅い北海道に住む者にとりましては
このようなイベントは 羨ましいです
健康にも 良いですね
再コメント 拝見致しました
いつも 私のブログに関心を寄せて頂きまして
有難く思っています
これからも どうぞよろしくお願い致します

松ぼっくり534   te-reo さんへ   2010/05/27   [ Edit ]

コメントありがとうございます。今日は朝から気持ちよく晴れ渡りました、

te-reoさんならではのコメントで嬉しく読ませていただきました。
te-reoさんのように歴史的文化遺産の展示など詳細な記事には及びませんが
企画の面白さに惹かれて一気に記事にしたので、字数制限の中で
できるだけ細かに記載しましたが、重複や記載洩れもあり、又、どこかに
誤った内容記載があるかもしれません。歴史的な記事はいつも感じることですが
詳細に書けばきりがなく、どこまでで止めるか難しいですね。

この絵地図は今回の企画に携わった那須野が原博物館の職員が、東京国立博物館より
現在借り受けている「五街道分間延絵図」からコピーした鍋掛と堀越の
各宿場部分を参加者に配ってくれたものですが、国の重文をコピーするには
相当に神経を使ったのではないかと思います。多分、私などが知らない
重要文化財文書からコピーする特殊な機器があるのだと思います。

今回の奥州道を歩いてみて感じたのは、この地域が大きな地震や洪水などがなかった
ために200年前の絵地図と殆んど同じだったということでした。
最近になって新しく街道を整備した際に山を切り崩したために遺跡の場所が
上下の違いや、少しばかりの平面移動を除いては全く変わっていませんでした。
ということはいかに当時の絵地図が正確な土地測量に基づいて作成されたかが分かります。
江戸幕府の道中奉行の詳しいことは分からないのですが
かなりの人物が優れたスタッフを擁して活動していたことが伺えます。

松ぼっくり535   ゆみぞうさんへ   2010/05/27   [ Edit ]

コメントありがとう。梅雨の走りのような悪天候でしたが、逆に畑には恵みの雨でした。

たまにはBGMも休みにしたほうがかえって新鮮に思いませんか?
記事の内容が堅いので、訪ねて下さってコメントをくださる方は
当然ながらこうした記事に関心をもたれている知的な方なので、何よりも嬉しいですね。

記事の街道は芦野温泉に行く時など何十回も通った道ですが、車でさっと
通過していたので、こうした歴史があるのも全く知らなかった次第です。
車は便利ですが、リスクも多いし細やかな観察を奪い去る代物なのが
改めて分かりました。やはり、近いうちに車の免許証は返還し他方がいいかもね。

力男君も城跡探索のプロみたいな方ですから、こうした記事には関心を持たれることでしょう。

te-reo536   いい企画ですね   2010/05/27   [ Edit ]

「五街道分間延絵図」素晴らしいですね。絵もいいし、字体が味があって品格もある・・・さすがは重要文化財です。 当時のこの地図に沿って今の街道を歩く企画もまた素晴らしい。
鍋掛や越堀の名前も由来がありそうで、観て読んでいるだけで、タイムスリップしそうです。

知らなければ、なんでもない場所も、古地図を通して今の目でみてみると、違った発見があって面白いですね。

ゆみぞう537   よく通る道の歴史   2010/05/27   [ Edit ]

BGMボタンを押しに戻ろうと思ったら、今回は無かった!・・とても珍しい

それにしても、こういった有意義で面白い集いがあるのもことを、逃さずチェックされていてさすがです
内容を伝えたところ、力男も興味を示していました。後で見せるとします
NHKでも古地図に基づいて有名史跡を訪ねる番組をやっていて、力男が欠かさず毎回見ていますが、
より身近に地元の歴史を、本格的な解説付きで訪ねられ、それをまるまる伝授していただき、ありがとうございます


P.W.   Secret    

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