那須野の風に乗って

Entry 67   Permanent LIN K

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--   スポンサー広告    

東洋医学と西洋医学の融合をめざして・・・国際医療福祉大学薬学部



               国際医療福祉大学薬学部に新しい研究機関が誕生しました

今年最後の記事は少々お堅い内容です。H.P風にまとめてみました。お読みになれば参考になるかと思います。
12月12日、大田原の国際医療福祉大学では新しく 先端漢方医薬学教育センター
が開設されたのをを記念して
市民公開講座が開かれました。漢方薬には少なからず興味を持っているので聴講してみることにしました。
テーマは  「漢方薬の魅力」・・・西洋医学と東洋医学の融合による新たな医療の道 というもので、当大薬学部長
の概略説明の後、漢方医薬に詳しい表参道クリニック副院長で慶応大学漢方クリニック講師の福澤素子氏 及び
当大学准教授で付属病院外科副部長の
川崎成郎氏による基調講演等があり、最後には 元フジテレビキャスター
のジャーナリストで今年、当大学院教授となった黒岩祐二氏と東大学食安全研究センター特任教授、日本未病医
学研究センター所長
天野 暁氏 の二人によるトークショウ などが行われ、聴講者との質疑応答も 各講師毎に行
われました。250人近くの聴講者がみんな熱心なのには驚きました。漢方への関心が最近高まっているのですね。

                     講演が行われた国際医療福祉大学大講堂


福澤素子医師の講演
クリックで講演の一部が別窓に出ます<

 講演の主な内容は
 メタボリック症候群への漢方薬治療は動脈硬化の
 予防効果があり、アンチエイジングにつながる。
 といったことを中心に特に肥満体質女性の漢方薬
 治療の具体例などを解説した。


漢方医学では昔から「心と体を一緒に診る」  福澤医師の基本的な考え方
漢方医学では、昔から「心身一如(しんしんいちにょ)」という考えがあります。これは「心と体はひとつで、切り離せな
いものである」という考えです。現代における心身症など、ストレスによって生じるさまざまな不調や症状は、まさにこ
の考えに基づいて治してゆく必要があります。実際、漢方薬を飲んでゆくと「体調も良くなったし、気力が出てストレス
も感じにくくなった」とか「不安感が治まって、頭痛や胃もたれもとれた」というように心と体の両方に効果が現れます。
ストレスにも色々あります。若い方は学校のストレス、社会人なら 職場のストレス、主婦なら子育てのストレス、50歳
前後の女性なら更年期のストレス、ご主人のリタイア後におこるストレスなど、数え上げれば きりがありません。そう
したストレスで胃が悪くなるし月経不順や、ニキビができたり、不妊症になったり、アレルギーが悪化したりします。
現代社会がこれほどまでストレスにあふれているということを、先人達は 予測していたわけではないでしょう。しかし、
「心身一如(しんしんいちにょ)」の考えは現在にも通じているわけで、むしろこれからもっともっと漢方薬が 必要にな
ってくるような気がします。
東洋医学=漢方と西洋医学との融合
この先端漢方医薬学教育センター開設の最大の目標は、福澤医師やその他 慶応大学の 先進的な漢方薬の専門
家の知識や技術を西洋医学では 解明されない問題に応用して お互いの優れた分野を融合させてより先進的な医
療を実現するための人材育成にあり、日本では唯一の教育機関となります。
慶応大学を中心とした日本の東洋医学の研究者は 漢方の知識だけを持っているだけでなく 西洋医学にも 造詣の
深い方々であり、最近の動向は アメリカのハーバード大学、中国の香港大学、慶応大学医学部 の話し合いも行わ
れて外科にまで及ぶ東西医学の融合に関する革命的な取り組みが始動しているようです。


川崎成郎准教授の講演
クリックで講演の一部が別窓に出ます<

 講演の主な内容は
 漢方を使った腸閉塞治療を紹介し、臨床例を基に
 「大建中湯(だいけんちゅうとう)という漢方薬は 血
 行を良くして消化管の収縮を促進する」と漢方薬の
 有効性を解説した。


日本人なら日常生活で普通に見られる食材に漢方処方上の有効な成分を含むものが多い
講演は時折専門用語が入るが、決して理解しにくいものではありませんでした。私たちは知らず知らずのうちに漢
方の恩恵を受けているのがよく理解できました。そのいい例が黒岩氏の父親のガンの完治に大きな効果があった
というナガイモである。天野氏の指導の下、このナガイモを蒸して食べることを長期間続けたところ、末期ガンで衰
えていた身体は日毎に体力が付き元気になっていったとのことです。トークショウでの話で知りました。しかし 漢方
処方は一つの漢方薬が誰にでも効力があるわけではなく個人個人の体質などによって左右されるので、その辺り
の研究は西洋医学との折衷で成果が上がるのかもしれません。
この教育センターはそうした民間に埋もれている漢方薬の開発や研究を 国内に留めることなく、世界的に 広めて
ゆき西洋医学と融合させることにより、今までにない医療効果を高めようとするもので、その人材を 底辺から育成
してゆくのが最大の目標のようです。やがて、ここで育った若い医師が 各地の病院や診療施設において東洋医学
と西洋医学を融合させた素晴らしい診療を見せてくれる時代が訪れることでしょう。



最後に元フジテレビキャスターで、特に医療問題に精通し、当大学院教授となった 黒岩祐二氏と東大学食
の安全研究センター教授で日本未病医学研究センター所長でもある天野 暁氏のトークショウがありました

黒岩氏は元テレビキャスターだけあって、その雄弁さは冴えわたり、天野氏が 中国人のため、不完全なイントネー
ションで語るのと対照的でしたが、気のあった2人のトークは飽きさせませんでした。黒岩氏は 自分の父親の頑固
なガンが漢方医薬の投与で完治した例などを取り上げながら、ややもすると 薬効の根拠が証明しにくい漢方薬を
いかがわしいものとするのは間違いで 西洋と東洋の医学を融合させた治療によってそうした誤解も解けるのでは
ないかと強調していました。
今回は撮影も録音も禁止でしたがフラッシュを使って撮る人もいたので 私も発光禁止
にして撮らせてもらいましたが 暗い場面の画像は あまり良く撮れていません。 録音は 007映画に出てくるような
超小型レコーダーで完全収録し、記事作成の参考にしました。ごめんなさい。

                                           一部Sakura先生のソースをお借りしました


                                

☆ 参考付記 ☆
薬用植物(薬草・薬根類等)・毒性植物のいろいろ
■ホンカンゾウ(本萱草/学名:Hemerocallis)、根の肥大した紡錘根を萱草根(カンゾウコン)と呼び利尿、止血、消炎薬、花を金針菜(キンシンサイ)と呼び、消炎、止血薬で利用します。花を食用とすることもあります。
■キスゲ(Hemerocallis thunbergii 黄萓)はンテイカ(禅庭花)と呼ばれ、ユリ科(APG分類体系ではキスゲ科(ワスレグサ科))の多年草。台湾では金針または黄花菜の名で食用とされる。
■トリカブト(鳥兜・学名Aconitum)は、キンポウゲ科トリカブト属の総称。日本には約30種自生している。 花の色は紫色の他、白、黄色、ピンク色など。多くは多年草である。塊根を乾したものは漢方薬や毒として用いられ、附子(生薬名は「ぶし」、毒に使うときは「ぶす」、狂言でも使われる言葉)または烏頭(うず)と呼ばれる。主な毒成分はジテルペン系アルカロイドのアコニチンで、他にメサコニチン、アコニン、ヒバコニチン、低毒性成分のアチシンの他ソンゴリンなどを含む。強心作用、鎮痛作用がある。
■バイモ(Fritillaria thunbergii 科名:ユリ科)は、下垂して咲く鐘形の花は、地味な感じですが、茶花としてあるいは日本庭園の植栽に、古くから親しまれてきました。
■ハカタユリ(Lilium brownii var. colchesteri) の原産地は中国です。中国で「百合」はハカタユリのことであり、韓国ではかつて,ハカタユリの球根を食料として利用していました。
■シマテンナンショウ、テンナンショウ属 (Arisaema) は、被子植物単子葉類サトイモ科に属する植物。有毒なものがある。テンナンショウは天南星の意で、この中の1種で日本列島から朝鮮半島にかけて分布する Arisaema serratum (Thunb.) Schott のこと。球茎の細胞にはシュウ酸カルシウムの針状結晶などをもち有毒で、そのまま食べると口の中が痛くなって腫れあがるが、デンプンなどの栄養素を多く含むため、アイヌや伊豆諸島の古い食文化やヒマラヤ東部の照葉樹林帯ではシュウ酸カルシウム結晶の刺激を避けて食べる工夫がされてきた。例えばアイヌの食文化ではコウライテンナンショウの球茎の上部の毒の多い黄色の部分を取り除き、蒸したり炉の灰の中で蒸し焼きにしたりして刺激を弱めて食用にし、伊豆諸島三宅島では古くはシマテンナンショウの球形を蒸し煮にして団子にしたものをなるべく咬まずに丸呑みして、刺激を避けて食べたと伝えられている。
■シャクヤク、シャクヤクまたは近縁植物の根は、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用がある(日本薬局方に収録)。生薬名「芍薬」(シャクヤク)。漢方ではポピュラーな生薬で葛根湯、十全大補湯、大柴胡湯、当帰芍薬散など多くの漢方方剤に配合される。根には配糖体であるペオネフリン、アルカロイドであるペオニンが含まれる。
■高麗人参(朝鮮ニンジン)は、東洋が誇る薬根植物で健胃・成人病の予防と改善・冷え性と貧血・血液と心臓・ストレスをなくし精力増強・神経痛やリウマチの緩和等殆んどの病に効力がある。
■インドの薬用植物 草木の多いインドは薬草の種類も豊富で、バルバドスアロエ・冬桜・アスパラガス・タイム葉・その他etc.でそれぞれ 高麗人参並みの薬効がある。
■その他諸々。


          いつもお訪ね下さいましてありがとうございました。
          皆様、 佳いお年をお迎えください。来年もよろしくご指導のほどお願い致します


  
 

2009/12/26   未分類     67TB 0   67Com 4  

Comment

 

松ぼっくり381   eiko6215 さんへ   2010/01/08   [ Edit ]

コメントいただいたのですが、迷惑コメントがあったので
削除した時に誤ってeikoさんのも削除してしまいました。ごめんなさい・
コメントの内容は良く記憶しております。ありがとうございました。

松ぼっくり382   ゆみぞうさんへ   2010/01/02   [ Edit ]

コメントを頂いたのに、迷惑コメントを削除した時に誤ってゆみぞうさんのも削除してしまったようです。ごめんなさい。

コメントの内容は良く記憶していますのでお許し下さい。漢方は徐々に効果が出るものが多いですが
中には即効性のもあります。西洋医学との融合でよりよい研究が更に進むといいですね。
記事が参考になったとのコメント、嬉しく拝見しました。

松ぼっくり383   北斗様へ   2009/12/28   [ Edit ]

年末の忙しいところをお訪ね下さいましてありがとうございます。
又、堅苦しい記事にお付き合い下さいまして恐縮です。

今年の10月には突然non_non様のブログからの撤退でショックを受けたのですが
引き継がれたご主人の北斗様が画像も技も人間性も共に素晴らしいので
安心した次第です。来年も宜しくご指導のほどお願い致します。

本年中はたいへんお世話になりました。佳いお年をお迎え下さい

北斗384   お世話になりました   2009/12/27   [ Edit ]

漢方薬の有効性につきましては 私も常々信奉しているところです
詳しいご紹介の記事を ありがとうございました
この一年間 non_nonともども楽しいおつき合いを頂きまして
ありがとうございました
風邪などひかぬようご自愛のうえ 良い年をお迎えください
来年も どうぞよろしくお願い致します


P.W.   Secret    

Trackback

http://hro57.blog136.fc2.com/tb.php/67-fb752c61

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。